今だからこそ考えようALL電化の是非

震災発生から20日近くなります。まだまだ予断の許さない緊張状態は続きます。
僕は自営業で営業職なので何かをつくりだしたり、動かしたりする仕事ではないので自分が今、出来ることは一滴でも多くの燃料を被災地に使ってもらう事だ!と12日以降ずっと、家におりました。
その中でPCの前にかじりつき、TwitterやFacebookや諸々の震災関連情報を収集し取捨選択しながら発信して参りました。
そんな中で前々から先延ばしにしていた色んな物の整理をし始めてまずは『環境家計簿』を2008年から入力を始めました。詳細についていは弊社HPでご覧いただくとして
そこで、改めて分かったことは毎月皆様にご報告している光熱費ですが、確かに、2010年はめでたく10万以上のプラスにはなりました。
でも、我が家はALL電化です。つまり、薪は使いますがその他のエネルギーはすべて電気なのです。電気代は“原発の賜物”深夜電力で安くはなりましたがその分電力使用量は借家時代と比べて3倍近いという事実でした。
ALL電化で少し違うところはエコキュートを使っていないこととIHではなくラジエントヒーター(触ると熱い奴)使っていることです。
ラジエントとIHの使用量比較はわかりませんが、貯湯式の電気温水器は確実に使用量は多いです。この辺はトップランナー基準という評価ソフトを使って算出しましたのでそれはコチラを。
もちろん、ALL電化のメリットもあることはあります。が、原発頼みのこれまでのエネルギー政策におんぶにだっこだった我々国民も真剣に考えなくてはなりません。
都市ガスもライフラインの面から復旧には時間がかかります。じゃあ、LPGか?ということになりますが、それも選択肢のひとつです。でも、LPGも石油から作られていますね。
いずれ枯渇する石油ベースでは将来に対しては解決策を持ちません。
インフラやライフラインやマクロなことは僕にはどうすることも出来ませんがいつも言っている“イズルヲセイスル”ことは僕でも皆さんでも出来るはずです。
これからの家づくりをご検討の全国の皆さんにはそういう諸々の問題をしっかり直視して、たくさんの正しい情報を取捨選択してそれぞれの結論を出して下さい。
僕の方からは一刀両断にALL電化を否定は出来ません。もちろん、肯定も出来ません。ズルイかもしれませんが、これは本当に難しい問題だと思います。
ただ、これだけは言えます!
家の性能だけは無駄なエネルギーロスをしない高気密高断熱の家にしていただきたいと思います。

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