こんなこと言うと“負け犬の遠吠え”的に聞こえるかもしれませんので、違った表現をしますと、家の予算は青天井ではありません。その予算内で最大限の希望を満たさなくてはならないのですが、こういう総合展示場やCMや営業マンの経費を捻出させるためにたくさんの利益を会社としては取らなくてはならないのです。でも、予算は限られている―。どうするか?そう、材料や断熱や施工手間を省くのです。
確かにCMや有名な会社は何となくの安心感はあるかもしれません。1部上場で大卒の学生をきっちり育て、会話や振る舞いも教育するので「受け」は良いはずです。それは素晴らしいことだし、どんな会社でも個人でも良いことは真似すれば良いと思います。しかし、家を商品と呼びたくありませんが分かりやすいので商品とすれば、例えると、どんなに丁寧な応対で立派なつくりのレストランだとしても出される料理があまりおいしくなくて、しかも高いとしたらどうでしょうか?レストランなら二度と行かなければそれで済むかもしれませんが、住宅と言う最も高い買い物を返品や交換やオークションには出せませんよね。
こういうのを“等価交換”といいます。これはかつての首相がカップラーメンを400円と言いました。どうですか?高いですか?安いですか?ま、かの人なら安いのかもしれませんが、一般の方ならカップラーメン400円は高いだろうし、それならあと200円くらい出せばホンモノでおいしいラーメンが食べられるでしょう。
このカップラーメンと400円は等価交換出来ないということです。明らかに商品と価格が不一致なのです。
これがそっくりそのまま大手ハウスメーカーやローコストビルダーにもあてはまり、大手は『高く』、ローコストは安普請の割に『高い』のです。
で、本題なのですが、さっきから『高い』『高い』を連呼してるのも、テーマである総合住宅展示場に出展していたりCMや膨大な数の営業マンやそれを管理する人々やとにかく経費をかけるのです。大手に至ると全国、しかも都道府県で複数個所の総合展示場に出展していますよね。聞いたところによると総合展示場一店あたり年間2,000万円も経費がかかると言われています。もちろん、モデルハウスの建築費は別です。2,000万×●●●=一体いくらになるでしょうか?
こーんな経費を企業は利益を上げなくてはいけないのでお客様からもらうわけです。ということは一体どれだけの利益とらなくては企業はやっていけないかがよくわかると思います。
客からは高く、原価は安くすればメチャクチャ儲かります。皆さんは等価交換できますか?
だから、その非等価交換商品の象徴である総合住宅展示場に出展していることはどう考えても商品価値と価格が合わないと言わざるを得ないわけなんですね。
また、地元の住宅会社で頑張って?総合展示場に出展している会社もありますが、それはもう何が言いたいか、よくお分かりだと思います^^
じゃ、どうやって家を探せば良いんだ?となりますよね。だからこそ、ここにいるビルダー(ここにいなくても構いません)のOPEN HOUSEへ行ってもらい、じっくり見て触れて聞いて欲しいのです。
私が強烈に推薦する理由がはっきりするはずです。